自然、建築と融合した現代アートが素晴らしい♡
デンマーク・コペンハーゲンから北へ約35キロ、”世界一美しい”と言われる「ルイジアナ近代美術館」へ行ってきました。デンマーク観光には欠かせないスポットで、たっぷり時間を確保して訪れたい場所なんです。
Louisiana Museum of Modern Art
「ルイジアナ近代美術館」は、1958年、邸宅を改築してできた現代アートが結集した美術館。美術愛好家であるビジネスマンによって建てられたそう。
2人の建築家ヨルゲン・ボーとヴィルヘルム・ウォラートにより、富裕層の宅邸がアートと自然、景色と合わさり素晴らしい空間になっています。
とても広大な敷地にあるため、私もゆっくりしたわけではありませんが、全部回るのに3-4時間はかかりました。美術館としてはもちろんですが、海を眺めに行くだけでも贅沢で価値ある場所です。季節によって見えるものが変わるのも魅力。遠いけどリピート訪問したい場所になりました。
【アクセス】コペンハーゲン中央駅から約35分、切符の買い方は?
アクセスはコペンハーゲン中央駅(København H)から電車(デンマーク国鉄)で一本、フムレベック駅(Humlebæk)まで向かいます。
乗る電車は、「Helsingør」方面です。電光掲示板と睨めっこして乗り場を確認! この時少し電車が遅れていたせいか乗車位置変更があり、電車に閉じ込められそうになりました。。笑
デンマークの海岸線、対岸にはスウェーデンを望む壮大な美術館
「ルイジアナ美術館」は、エーレスンド海峡沿いに位置しており、対岸にはスウェーデンを望む素晴らしい景色が広がります。この海岸沿いを走っている電車に乗ります。
「City Pass Large」を購入!Humlebæk(フムレベック)駅まで電車で約35分
デンマークの電車は、距離と時間で切符を選びます。今回購入したのは、Largeエリア内なら24時間乗り放題のもの。国鉄、バス、地下鉄が乗り放題だったと思います。Largeはコペンハーゲン中心街含む広範囲エリアで、中心部と空港ならSmallでOKです!
金額は、180デンマーク・クローネ(約3,853 円/2024年12月現在)でした。
デンマークの電車は自動改札などもなく、自由に乗り降り可能です。距離のある場所を目指すときは、駅員のチェックがあるようで、今回もチェックされました。
車内はさすがデンマークという感じで、サマになっている感じ。椅子など含めてとても快適です。
Humlebæk(フムレベック)駅から徒歩15分
駅からはほとんどの人がルイジアナ美術館を目指しているので、その流れに着いていけば大丈夫です。約1kmあるのでおよそ15分ほど歩きます。
コペンハーゲンの中心部は雪が降っていなかったのですが、郊外にあるので雪が積もっていました。何もない道を歩きますが、その景色も北欧の感じがしてとてもよかったです。
電車〜徒歩〜ルイジアナ美術館の様子はこちら
2月の平日でしたが結構人が多かった印象です。
【チケット】事前にサイトで購入しておくとスムーズ!
チケットは事前にウェブサイトで購入しておきました。事前に決済しておけば、メールにQRコードが届くのでそれを見せたらすぐに入場できたので便利でした!
値段は145DKK(3,096円/2024年12月現在)。これだけのアート空間を楽しめるので、とても安く感じました!
購入はこちら: https://billet.louisiana.dk/en/tickets
チケット売り場はやや混雑
チケット売り場はこのようにやや並んでいたので事前購入がおすすめです!
邸宅を感じる小さなエントランス
チケットを見せたら入口へ。入口は小さく、邸宅だっただけあり家のような雰囲気でした。
ルイスポールセンの名作『PHアーティチョーク』が印象的。デンマークの美術館だからインテリアも素敵です。
ゆったりとした空間にあるアートたちという感じがたまりません。
Firelei Báez(フィレレイ・バエズ)さんの展覧会
このとき開催されていたのは、ドミニカ出身でニューヨークに拠点をもつFirelei Báez(フィレレイ・バエズ)さんの展示でした。
カラフルでポップな色使いが特徴的で、絵画彫刻といったジャンルのようで印象的なアートが多数ありました。
とても広い空間に、たっぷりアートが展示されていてその世界に浸ることができます。
ジャコメッティの部屋にはルイーズ・ブルジョワのスパイダー
美術館のテーマ「風景に溶け込む」を強く感じられる場所が、ジャコメッティの部屋。窓枠がフレームとなり、彫刻と一体化した外の景色はここでしか出会うことができません。私が訪れた時は、ルイーズ・ブルジョワのスパイダーが展示されていました。六本木ヒルズでも馴染みのあるアレです。
今回は冬の景色ですが、夏は新緑や青空が美しく、春夏秋冬よさがあるのがこの美術館の魅力です。遠くから見るとこの部屋全体が絵画のようになっていて感動でした。
風景・自然を楽しむ
歩き回って疲れたなと感じるくらいでちょうど風景を楽しみながら休めるエリアが登場。ガラスの回廊になっている屋内エリアはこの日のように雨が降っているととても助かります。
曇っていて真っ白になっていますが、晴れていれば海が見えます。この展示もまさに景色に溶け込んでいるものでした。
草間彌生のインスタレーション
常設されている草間彌生さんのインスタレーション『魂の灯Gleaming Lights of the Soul』は列ができるほどの人気! 異国で日本人の作品に触れると少しホッとするし、誇らしくなります。
【お土産】アートポスターの購入がおすすめ♡
お土産も日本の美術館と比べて大充実。一通りのアートに関するものがありますが、買って帰りたいのがポスター! 輸入ストアでは1万円超で販売もされているので部屋に貼るものを探して買って帰りましょう♡
ポスターは、大きなパネルで見ることができます。該当する番号をメモして、棚から持っていき会計をします。
筒に入れてもらいます。大きめのスーツケースなら問題なく持ち帰れます。
フレームを購入してポスターを飾ってみましたが、部屋がよりスタイリッシュな空間になりました。満足! 金額は日本円にして大きいものが5,000円くらい、小さいものは3,000円くらいのイメージです。
「ルイジアナ近代美術館」概要
Louisiana Museum of Modern Art – ルイジアナ近代美術館
住所: Gl Strandvej 13, 3050 Humlebæk, Denmark
開館時間: 11:00~22:00(土・日曜日~18:00)
休館日: 月曜日
入館料: DKK130(大人)
公式サイト: https://louisiana.dk
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